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冬柏 ~柏の木と中川昭一氏~

本日10月3日・・・この日がまた巡ってきました。皆様ご存じの通り、日本のために闘い続けた政治家であった中川昭一氏が鬼籍に入った日です。あの日から5年、本当にあっという間に時間が流れていきました。当時生まれた子供は5歳、15歳は二十歳、30歳は35歳となるわけですが、当然私も五つ年を取りました、認めたくはありませんが(笑)

中川氏があまりにも突然鬼籍に入る半年ほどまえから、私はブログを始めました。まさか、ブログを始めた当初尊敬する政治家であった中川氏がこんなに早く旅立ってしまうとは夢にも思っていませんでしたし、ニュース速報を見たあの日の衝撃は今も忘れることができません。これは「中川違いだ!」と自分の目を疑いました。

そして、今でも中川氏がこの世にいないということが信じられない、信じたくないという気持ちです。これは多くの心ある日本人も同じ思いを持っているのではないでしょうか。

自民党惨敗、中川氏の逝去とともに日本の議員でありながらシナや朝鮮のためにしか働かない売国議員が雪崩を打って国会に入り込んで、売国利敵行為三昧で日本国と日本人をことごとく貶め、日本の国益を大きく失うようなまねばかり、それに連動するかのごとくシナや南朝鮮がやりたい放題。それを思えば、中川昭一という政治家は日本を守る結界のような役割を負っていたのではないかとさえ思うのです。

中川氏が旅立ってからの日本は今更いう間でもなく悲惨極まりない売国政権となり、脅かされる領土、領海、領空、日本人の安全と財産・・・亡国の道を猛スピードで突っ走っていたわけですが、そのような中でついに安倍晋三氏が見事に復活し、再び自民党が政権与党となり、奥様の郁子氏が議員として頑張っていらっしゃいます。 安倍氏は再び日本国内閣総理大臣となり、日本は一筋の光を見ました。そして本当に少しずつではあるけれど日本人が目覚め、いい方向に向かい始めました。先日はついに国賊朝日新聞の慰安婦捏造が白日の下に晒されました。

とはいえ、まだ光は手が届くほど近くにあるわけではありません。まだまだ遠いところに光はあり、今はそれに少しでも近づくために努力している、日本を覆い続けてきた暗闇はそれほど深く大きいという現実に暗澹たる気持ちになることもあります。

私もそうですが多くの日本人が ここに中川昭一がいたら・・・中川昭一がいればどう動いただろうか・・・と思っていることでしょう。いくら言っても仕方のないことですが、やりきれないのは私だけではないはずです。

中川氏の意志を受け継いだ安倍氏は以前とは比較にならないほどしたたかに強く、総理として日本のために粉骨砕身で働いてくださっています。先月には組閣を行い、今は臨時国会に臨んでいます。景気もややよくなりつつありますが、それでも色々な国内外に問題は山積しています。きっと、総理自身が一番「ここに昭一さんがいてくれたら…」と思っているはずです。中川氏がいたら安倍総理はどれほど心強いかったことでしょう。

5年が経っても、中川昭一という政治家がいかに大きな存在であったか、その開いた穴は大きすぎてまだ誰もその穴を埋めることができません。私のような一般人でもそうなのですから、中川氏のご遺族や氏の薫陶を受け「士は己を知る者の為に死す」と思ってきた方たちの喪失感はどれほどのものでしょうか。

このブログを開設して5年が過ぎましたが、その間に中川氏の記事を通じて多くの同志の皆様と交流をもつことができました。中川氏のことで検索していて幸か不幸か私のブログに引っかかってそのまま来てしまった!という方も中にはいらっしゃるでしょう(笑)まるで食虫植物のようですww 

中川氏の記事を通じて多くの方とご縁を結ぶことができたというのは本当にうれしいことであり、読者の方々とブログを通じて交流し、中には直接お目にかかった方や直接お話しさせていただいた方もいらっしゃることを思えば、中川氏がこういったご縁を結んでくださったように思えてなりませんし、まるで読者の方たちとは大昔から付き合いのある友人のように感じます。

さて、もうすぐ枯葉の季節がやってきますが、柏の木は真冬になっても落葉しません。私はその姿と中川氏が重なっているように感じます。柏の木は真冬になっても褐色の葉が落ちることがなく、そこから「冬柏」という俳句の季語にもなっています。

「国を思うこと」「国を愛すること」「日本というかけがえのない祖国に危機がせまっていること」を、まるで自分の命と引き換えにするようにして、多くの日本人に伝えた・・・その結果、日本人の覚醒が進み始めたのですから。柏の木は次の世代に自分の命が引き継がれたことを確認してから、つまり新芽がでてから葉を落とします。その姿と日本人が覚醒しつつあることを確認して旅立ったかのような中川氏が重なって見えるのです。

旅立ってから5年が経った今。私は中川氏が遺した言葉を思い出さずにはいられません。

日本と日本人を守るために自民党がしっかりしなければならない。そう、自民党の原点は「保守」なのだ。そして今こそ原点に戻るべきなのだ。 「保守」とは守るべきものを守り、保守すべきために改革する。(中略)国民を守るために何をなすべきか。と言った議論が全く欠けている。 私を含め、「保守」議員の多くがいなくなったが、まだ残っている。彼らがいかに保守の旗印をもう一度立て直し、日本を守り、真の意味で国民を守るかを真摯に議論してほしい。心ある国民はそれを是非応援してほしい。 自民党は末期的だが、今こそ日本の保守の軸を改めて確立するために全力を尽くすべきだ。さもなければ、日本は世界の中で埋没しながら自壊してゆく』 (中川昭一ライブラリーより転載)

中川氏は多くの日本人の心の中に種をまきました。あの日から5年、その種はしっかりと根付き小さいながらもしっかりとした芽を出しています。死してなお、ますます「政治家・中川昭一」への尊敬と親愛の思いを一層深くする人がたくさんいます。多くの日本人にとてつもなく大きなものを残して旅立った政治家中川昭一氏。

中川氏が命と引き換えに日本人の心に蒔いた「国家への愛情」「国を守る思い」という種。小さいながらもたくさんの芽が出て、成長しています。その芽をしっかりとしたものにして立派な花を咲かせるのも、腐らせてしまうのも我々自身であり、中川氏や三宅氏が安心して眠ることができる日本を取り戻すことが彼らへの何よりの供養だと思います。まだまだ今の日本は中川氏や三宅氏が安心して眠れるような日本にはなっていないのですから。

「おまえら 日本を頼んだぜ…」 という中川氏の画像を私はブログトップにおいています。この言葉は中川氏のものではありませんが、今は中川氏が我々日本人に向かって遺してくれた言葉のように思えてなりません。きっと、中川氏もお父上の一郎氏や安倍総理のお父上である晋太郎氏、三宅久之氏、そして急逝した遠藤浩一拓殖大教授たちと一緒に空の上からこう言っているのではないでしょうか。

おまえら 日本を頼んだぜ。政治家を動かすのは日本国民だ。政治家が主役じゃない、主役はおまえたち日本国民だ。政治家を動かすのは国民であることを忘れないでほしい。日本を守るもつぶすも最後は国民次第、なんでも一度に良くなることはないし、もう二度と5年前の失敗をしないでほしい。だからこそ毎日の小さな積み重ね、遠回りに見えても一人ひとりの国を思う気持ちと行動が日本をよくする一番の近道だ。だから頼んだぜ…日本人なんだから絶対にできる!そして、安倍ちゃんを支えてやってくれ!俺達もずっと見守っているから

色々と賛否はありますが、今は安倍総理しか日本のトップをやれる人はいません。だからこそ支援し続け、危険だと思えば断固反対することが必要だと思います。私も日本のために微力ながら力を尽くすこと、そして中川氏が心から安らかに眠ることができる日本を取り戻すために力を尽くすことをこの日に改めて誓います。 

以下は在りし日の中川昭一氏の動画です。


安倍晋三氏の弔辞の動画です。

Commented by にゃにゃ at 2014-10-03 23:32 x
アリエスさま、お疲れ様でございます。今日は秋にしては殊の外暑くなりましたね。
氏が亡くなったあの時、殆どの日本人が売国記者「主も悪よのう」○○屋の奸計に嵌り、不名誉なイメージのまま見送ることになったと思いますが、後に色々な情報に触れ、中川さんがどれ程の思いで日本の事を真剣に考えていたのかを知ることになったと思います。そして政治家の妻は奥向きを束ね、表には余り出ないものですが、奥様が夫の地盤を継いで立つというのは、余程の心構えと信頼がないと有り得ないでしょう。
中川さん、あれから日本も世界も激動の時代に入りました。どうか日本の行く末を見守っていて下さい。
Commented by 松下村塾の魂 at 2014-10-04 01:12 x
中川昭一は「胆」がありました

日本の現状を、冷徹に、リアリズムにおいて振るまいながらも

その中に在る「日本」は、切ない程、我々に伝わった

哀しみを纏って、憂いが滲み出ていた

人を見る時、本来我々日本人は

その専門性や主義主張、帰属先や役割

それより遥か以前に、その人間の「胆」や「格」を感じ、その人間を見る

学問専門性、適材、有用性、効率性、対効果性…

ゲゼルシャフトで機能するこの在り方は、その人間性の格や胆、或いは情、そういったものを「隠して立ち回る」という狡知的側面を今や有する

しかし我が民は、本当は知っている

それらを包括する格、胆、情、それらこそ、真の尊敬すべき人間性だと

哀しみ、怒り、喜び

そんな当たり前の感情と、理性、学や武の融合の果てに確立した胆や格が

人々を導き、励まし、叱咤する器だと

今の日本人に、気付けるか?

ニヒリズム、自己完結、個人主義、挙げ足取りに逃げ、理屈をつけるのは、在る意味簡単です、戦後思想の得意技です

しかし、それが我が国の大多数になり、世代を紡ぐ自信喪失が襲った時、大和心はゆっくりと死ぬ


中川昭一には、胆が在った

日本を取り戻しましょう
Commented at 2014-10-04 04:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by at 2014-10-04 10:53 x
毎年この日は、アリエスさんが中川さんの記事をあげてくださるので、私はここで一緒に追悼させていただいています。
本当にありがとうございます!
毎年言っていることなのですが、中川さんを陥れた当時の読売でしたか?の記者であったあの女と、しれーっと側にいたあのハゲ男のやったことがすべて表に出て世界中に広まり、逝きつくべきところへ回収されますように!
除鮮の勢いがさらに増して、中川さんが必死に阻止していたやつらの日本乗っ取り計画がすべてきれいさっぱり吹っ飛びますように!
普段はお酒は飲まないのですが、今日は中川さん追悼で主人とワインを飲みたいと思います。
日本にいたならアリエスさんを誘ってどこかでおいしい日本酒と和食だったかな(笑)
Commented by nogiku at 2014-10-04 21:42 x
アリエスさま ご無沙汰しております。久しぶりの投稿をお許しください。
中秋の月が美しい夜、中川昭一氏が旅立ってしまわれて 五年になります。
それまで ローマでの出来事の捏造報道に洗脳され 批判的にみていた者ですが 突然の訃報に茫然とし 多くの情報にふれて覚醒しました。
 
アリエスさんのブログを拝見し、あらためて氏が日本にとってかけがえのない政治家だったと痛感しています。
冬柏・・・氏にふさわしい心にしみる言葉ですね・・・・・

安倍総理の弔辞の動画、ありがとうございました。
中川昭一氏がいてくれたらと誰よりも残念なのは総理だと思います。

安倍総理をひきずりおろしたい人たちは 沢山います。
しかし、アリエスさんが言われるように 日本のトップは今は安倍総理しかいません。

おかしい点は断固抗議しても どうか保守は一致して安倍内閣を支援し こどもたちのために誇れる日本であってほしいと願うばかりです。お元気でご健闘をお祈りしています。 
Commented at 2014-10-05 10:13 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ariesgirl at 2014-10-05 16:43
>鍵コメントさま( 2014-10-05 10:13 )
こんにちは。コメント激しく同意します。どうして中川氏がいないのだろう?と考えても仕方のないことを考える方はたくさんいらっしゃると思います。そして、特ア(特にシナ)は中川昭一がいるというだけで相当やりずらいはずですし、特にシナは彼の政治家としての優秀さを理解していたと思っています。コメント後半部分、私もそのように思っているわけですが、考えれば考えるほどおかしな話だと思います。

>nogikuさま
こんにちは。こちらこそ大変ご無沙汰しておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?あっというまの5年ですが、中川氏の抜けた穴は本当に大きいです。中川氏が冬柏ならば、日本中に発生した多くの新芽たちがそのあとをついで守っていかなくてはなりません。責任は重大ですね。私も安倍総理の政策にすべて賛成ではありません。おかしいものはおかしいと反対しますが、総合的に見て安倍総理しか日本国のトップが務まる人はいません。それを考えれば安倍総理を支援するとなりますし、日本を取り戻す必要があります。私も微力ながら自分でできることを続けていきます。どうかnogikuさんもお孫さんのためにもご協力のほどお願いいたします。
Commented by ariesgirl at 2014-10-05 16:53
>誉さま
こんにちは。毎年この日は追悼記事のようになるわけですが、だらだらと書くばかりでいつもまとまりません(苦笑)特アとか反日左翼には罵詈雑言だらけの記事が書けますが、追悼記事となるとそうはいきませんから。今の日本を見ていると、問題は山積していますが、今までには絶対に表にでてこなかったようなことまで出てき始めました。特に特ア関係や反日左翼関係です。これも除鮮のひとつであると思いますが、これが進まない限り中川氏も安心することはできないでしょう。特に中川氏を嵌めたマスゴミ関係者には必ず鉄槌がくだるはず、できれば芯でもらってもいいです。ご主人と二人で献杯・・・いいですね!日本なら誉さんのコメント通りです、ちょっと辛めの日本酒で(笑)

Commented by ariesgirl at 2014-10-05 16:53
>にゃにゃさま
こんにちは。中川氏が鬼籍に入って5年、本当にあっという間です。反日売国マスゴミと財務省、日銀に嵌められた中川氏は命まで取られることになってしまいました。私は絶対にあの連中を許しません。特にあの女記者は。氏の功績は全く報道することもなくあの映像ばかりを垂れ流し、辛某次郎にいたってはとんでもないことを公共の電波を使って言い放ったのですから。奥様も頑張っておられますが、中川氏ほどの政治家の再来が待ち望まれます。その人がでてくる前に我々である程度のことをやっておかなければなりませんね。せっせと除鮮もしなければなりませんし。中川氏には空の上から力を貸していただきたいと強く思います。
Commented by ariesgirl at 2014-10-05 17:08
>松下村塾の魂さま
こんにちは。コメント同感します。このような言葉で追悼記事が書けたらよかったのにと思ってしまいます。松下村塾さんがおっしゃるとおり政治家に必要なものは確固たる国家観と歴史観、そして「胆力」だと思います。このうちのどれか一つが欠けても相手に一目置かれるような政治家にはなりえないと思いますし、今の日本の政界をみてもこの三つがそろった人が何人いるだろうか?と甚だ疑問です。これらがないからこそ、シナや朝鮮に媚び私利私欲に走り、反日利敵行為のみを行う民主党のような政党存在するのだと。そして、そういう政治家が誰なのか?を見極める目が有権者には必要だと痛感しています。

by ariesgirl | 2014-10-03 20:30 | Comments(10)