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日本愚民化計画 ~バカの見本~

6月最初の土曜日。6日ぶりの更新です。今週は仕事が忙しく、心身ともに疲れ帰宅するとぐったりしてしまう毎日でパソコンも開けずじまいでした。 ブログは精神的に余裕がないと、いくら書きたいことがあっても、考えがまとまらないので書けないと改めて痛感しました。 疲労困憊した毎日のせめてもの楽しみは通勤途中に咲いている紫陽花の美しさです。さて、今週も色々ありましたが6月最初のエントリーは「英語教育」について管理人の超個人的考えを述べたいと思います。

2011年度から小学校5,6年生に対する英語必修化が決定してしまいました。なんということでしょう!!
まさに文科省による「日本愚民化計画」であり、バカの見本のようなことです。管理人は激怒しています。小学生に英語なんぞ、まったく必要ありません!! 文科省は「国際感覚の基盤を作るには小学生からの英語教育が必要」などといってますが、勘違いも甚だしいことです。「国際感覚」とは何のことでしょうか? 英語を母国語とするイギリス人やアメリカ人、オーストラリア人と国際感覚がどう関連するのか、文科省の偉い人にわかるように教えてもらいたい。「英語ができれば国際人」という愚かすぎる考えには開いた口がふさがりません。文科省の役人は自分たちが英語を話せないことを「小学生からやらなかったから」と責任転嫁しているだけです。母国語である日本語でのコミュニケーションや敬語の使い方も満足にできない小学生に外国語を教えてどうするんだ!といいたい。 英語をやりたければ本来の授業以外の課外授業的にやればいい話です。英語に限らず外国語をきちんと覚えたいならば、まずは母国語の読み書きが100%でき、かつ母国語での理解力をもつことです。これは管理人の上司もよく言っていることで、上司いわく「日本語の読み書きと理解力のないヤツは絶対に外国語は覚えられない、仮に覚えても上っ面だけで内容は無い」 

私は外資系企業に勤務していますが、英語は酷いものです。学生時代の英語の成績は低空飛行を続け、英語担当教師が本当に心配していたほどです。 それなのに外資系企業に勤務しているとは人生何があるかわかりません(笑)逆にいえば、どうにかなるということです。 私も入社してから覚えざるを得ない状況に追い込まれ、嫌でも覚えないと仕事にならないので自分なりに勉強しました。英語の辞書なんて、学生時代の何倍使っていることか! 今はなんとか対応できるようになりましたが、会話能力は…上司から「何でうまくならないんだ?」と言われますが、「申し訳ありません。本人にやる気がないからです」と回答し、ひんしゅくを買っています。ただ、LとRの発音は・・・これは帰国子女でもない限り仕方のないことです。相手がわからない場合には何度も言うか、紙に書いて見せます。「聞き取れないアンタが悪い!」 これでいいのです(笑)

「英語が話せれば国際人」 大ウソです。自国の歴史や文化、伝統をろくに知らない人が英語をうまく話せるというのが一番バカにされます。なまじ英語や外国語ができて、内容が無い人は圧倒的にバカにされるでしょう。私のまわりにもそういう人がいます。 英語が話せるというのは悪いことではありません、しかし、それがすべてではないはずです。英語に限らず外国語というのはあくまでも「スキル、すなわち技能」でしかありません。そこを勘違いするから、このような愚民化計画を実行してしまうのです。

私も小学生の時、「書道とそろばん」塾に通っていました。まさに、読み書き、そろばんです。これは母親の自論でもあったようです。漢字の読み書きは毎週小テスト、間違えると徹底的にやり直し。九九も全部言えるまで暗記、夏休みの宿題には、漢字の書き取り(200字を1ページ)毎日、算数の計算ドリル…ゆとり教育とは真逆をいく、詰め込み教育です。でも、それがどれほど役にたっているでしょうか。 数年前に友人の子供(小学生2年)の教科書をみて驚いたことがあります。あまりの薄さと内容の無さに。これは間違っている!と実感しました。私の世代は詰め込み、偏差値教育花盛りで、嫌になることも多々ありましたが、コップに水を注ぎすぎて溢れても、必ずコップの中に水が残るのと同じことではないでしょうか? 英語教育に限らず、何でも子供目線にして、「叱るより褒めろ」「子供を傷つける」「おかしな平等意識」「殴らない」 これではろくな人間になりません。叱られたことのない子供、傷ついたことのない子供、悔しい思いをしたことのない子供、殴られたことのない子供が他人の心やその痛みを理解できる人間に育つでしょうか? 

日本で生まれ育った私たちは義務教育という名のもとで12年の教育を受けることができます。その期間で生活に必要な読み書き、計算を覚えることができます。漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットという全く違う4種類の文字を読みわけ、書きわけることができるのです。どれほど素晴らしいことでしょうか。これをないがしろにして外国語に熱を入れることは甚だ問題です。外ばかり見る、いかに自分の祖国に対する誇りと自信を失っているかがわかります。これは日狂組という反日団体が行ってきた教育という名を借りたテロ行為の結果です。  

大ベストセラー「国家の品格」の著者である藤原正彦氏が小学生に必要なのは「一に国語、二に国語、三四がなくて五に算数、あとは十以下」とおっしゃっていますが、そのとおりだと思います。読み書き、そろばんを徹底的に教え込まない限りダメです。幕末に来日した外国人がまず驚いたのが、日本の識字率の高さです。だからこそ、彼らは「この国を植民地にすることは難しい」と考えざるを得なかったのです。江戸時代、いわゆる寺子屋で必要な読み書き、そろばんを教わっていたことが日本が植民地にならずにすんだことの基盤になっていたわけで、そのおかげで日本では母国語で教育をうけ、生活すること、他人と話すことなど、日本で暮らす限り一切困ることはありません。こんなに素晴らしいことがあるでしょうか?? 私の乱暴な自論ですが、「人間の姿形に生まれても、サルから育てられたら一生サルのまま」 人間の基本は教育であり、日本人の基本は日本語での読み書きと理解力、読解力がすべてだと思います!!
by ariesgirl | 2009-06-06 22:33 | 政治(国内) | Comments(0)